2月5日に就任したパウエルFRB議長にとって初となる議会証言が
27日(日本時間28日午前0時)に下院金融サービス委員会で実施されます。
3月1日には上院銀行委員会で実施となります。
就任日にいきなり米株が暴落するなど、手荒いマーケットの洗礼を浴びたパウエル議長。とはいえ、これをパルエル議長の責任にするのは無茶というもので、
市場は最初の試金石となる今回の議会証言を注目しています。
基本的にはイエレン前議長の路線を継承し、緩やかな利上げ路線の継続が意識されるところ。ただ、先日発表された前回のFOMC(1月30日、31日開催)議事録では年3回の利上げを見越した12月時点に比べて、短期の景気見通しの強まりから、上向きの緩やかな利上げ軌道が適切になる可能性が高まったとの表現があり、また、多くの委員の意見として
昨年12月に示した景気見通しを引き上げたとしており、今後利上げペースが加速する可能性を示唆しています。
こうした状況をパウエル議長が議会にどのように説明してくるのかがポイントとなります。
Source: ダックビル為替研究所 | Klug クルーク