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パウエルFRB議長就任後初の議会証言

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昨日の海外時間には、各国株価が堅調に推移する中円売りが優勢となりました。

欧州時間序盤、欧州株が堅調に取引を開始したことなどから、東京時間に買われた円が売り戻され、ドル円は106.80円台まで、ユーロ円は131.70円台まで、ユーロドルは1.2350台まで上昇しました。

NY時間にはいって全般的にドル買いが優勢となって、ドル円は107.00円台まで上昇し、ユーロドルは1.2270台まで下落しました。この間ドラギECB総裁が「為替レートの変動は中期的な物価安定の見通しに与え得る影響という点で、注意深い監視に値する」などと述べたこともユーロ売りを後押ししました。

東京時間にはいってからは、日経平均の動きを睨んだ取引が続いています。

今日の海外時間には、パウエル・FRB議長が就任後初めての議会証言を行うほか、米・1月耐久財受注、米・12月S&P/ケースシラー住宅価格指数、米・2月CB消費者信頼感指数の発表が予定されています。

ドル円相場は先週金曜日に106円台半ばに下落したあと、106円台後半を中心としたレンジ取引が続いています。今晩予定されているパウエルFRB議長が、就任後初となる半期に一度の議会証言を行います。原稿が東京時間22時30分に公表され、証言は24時に始まります。驚くような内容はないと考えられますが、パウエル氏が議長に就任直後にNY株式市場が急落するなどしていることから、利上げなどに関してより慎重な姿勢が見られる可能性もあります。NYダウはすでに急落前まであと一歩という水準まで反発していますが、パウエル議長の証言を受けて急落前の水準を回復すれば、全般的なリスク選好の動きが強まって、ドル売りが優勢となると予想されます。

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