太平洋の島国サモアの教会は、牧師が会衆への説教のために出資金詐欺(ポンジ・スキーム)として悪名高い「ワンコイン(OneCoin)」関係者を招いたことで、捜査対象となっている。ニュージーランドのラジオNZが4月26日に報じた。
ワンコインは、今や首謀者の起訴後にほとんど消滅したが、世界中の投資家に対して高配当を約束し誘致することで、2014年第4四半期から2016年第3四半期までの間に約4200億円を調達した。
サモア中央銀行は、2018年にポンジ・スキームを含むいかなる活動も禁止したにもかかわらず、その後ワンコイン代表者たちは現地宗派の1つサモア・ウァーシップ・センターに接近し、教会関係者に詐欺商品を売り込んだ。
ラジオNZによると、少なくとも1人の牧師を含む多くの出席者がその後ワインコインを購入したという。
731ドル(約8万2000円)を投資した地元住人は、「教会関係者だけでなく、サモアの多くの人々、一般市民の誰もが、ワンコインを購入した」とコメントした。
サモア中央銀行は、この事件について調査が進行中だとしている。
ワンコインの首謀者の1人、コンスタンティン・イグナトフ氏は3月6日にロサンゼルスで詐欺の疑いで逮捕され、現在拘禁されている。一方、創設者にあたる彼の姉妹ルジャ・イグナトバ氏は、依然逃亡中だ。その後ワンコインは、「米国当局は彼らが公表した情報に基づき、電信詐欺の謀略疑惑について捜査していると私たちは理解している」との声明を出した。
翻訳 ロシアンOLちゃん
14歳の時に来日してから日本が好きになり、日本語の勉強を始める。大学卒業後、商社、PEファンドなどを経て、現在ではブロックチェーン産業に携わり、SNSでロシアや欧州のブロックチェーン、クリプト情報を発信している。
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Source: 仮想通貨情報局