上場投資信託(ETF)関連の啓発企業インサイドETFsで最高経営責任者(CEO)を務めていたマット・ホーガン氏は、15年過ごしたETF業界を離れ、仮想通貨市場に身を投じた。ETFと同じようにデジタル資産も投資に変革をもたらすと同氏は判断した。
リサーチ・開発担当バイスプレジデントとしてビットワイズ・アセット・マネジメントに入社したホーガン氏はインタビューで、「3兆ドル(約323兆円)の市場規模がある金のようにそれぞれの利用法を考えると、ビットコインは新世紀の金だ。数兆ドルの機会がある」と語った。
ホーガン氏によると、市場の拡大スピードやボラティリティーなどは予測が難しいため、投資家は長期の視点で臨み、分散する必要がある。インサイドETFsを率いる前は、同氏は格付け・分析サービスのETFドット・コムで社長を務めていた。コインマーケットキャップのデータによれば、仮想通貨の市場規模は昨年25倍の約5000億ドルに成長、このうちビットコインが3分の1弱を占める。
デジタル資産市場のインデックス方法論の定義に取り組んでいるホーガン氏は、時価総額やウエートなどの基準は伝統的な資産クラスとは別の方法で構築されなければならないと述べた。ETFの調査をしていた当時と同じような感覚を覚えているという同氏は、仮想通貨では個人投資家が先行する一方、機関投資家は懐疑的ではありつつも勉強熱心だと語った。
参考URL:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-02-21/P4HLZM6TTDS101
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Source: 仮想通貨情報局