仮想通貨取引所バイナンスが公開しているAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)に加えられた変更により、同社が証拠金取引の実装に取り組んでいることが明らかになった。これらAPIは、取引所の様々なサービスを外部に公開し、別アプリ・別サイトなどと連携し使えるようにした仕組みで、自動取引などに利用されている。SNS大手の米レディットのユーザーによる3月20日の投稿で報告された。
あるユーザーが、先週更新されたバイナンスのパブリックAPIと、GitHub(ギットハブ)上で公開中のAPI仕様関連公式ドキュメントの説明に違いが生じていることを発見し、米レディットに3月20日に投稿したことで話題となった。
この違いは、true(有効)とfalse(無効)という真偽値(ブール値)を持つ2つの変数についての情報で、1つ目の変数名は「isSpotTradingAllowed」、2つ目は「isMarginTradingAllowed」となっている。1つ目の名称にはスポット取引(現物取引)を示すと考えられる文言「SpotTrading」が、2つ目には証拠金取引を意味するらしき「MarginTrading」が含まれている。これらは公式ドキュメントに(今のところ)記載されておらず、レディット上ではバイナンスが証拠金取引機能を実装中であることを示すものと示唆された。
またレディットへの投稿時点では、482の取引ペアすべてにおいて、現物取引を示す「isSpotTradingAllowed」が「true(有効)」に設定され、証拠金取引を示す「isMarginTradingAllowed」が「false(無効)」と設定されていることも明らかにされた。
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Source: 仮想通貨情報局