米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めが後退したことについて、ビットコインに対してはポジティブ材料ではないかという見方が出ている。
FRB 金融引き締めに慎重に
2018年にFRBの方針は追加利上げ、保有資産の縮小継続だったが、最近になってこの方針を180度転換。FRBのパウエル議長は先月末に「利上げは急がない」と発言し、20日に公開されたFOMCの議事録ではFRBメンバーのほとんどが「年内に保有資産の縮小を停止した方が良い」と考えていることが明らかになった。
FRBは、2017年秋からバランスシートの保有資産の縮小を開始。ピーク時は4兆5000億ドルあったが、現在は4兆1000億ドルにまで縮小している。もし年内に保有資産の縮小を停止するとなれば、当初の予想よりFRBが持ち続ける保有資産の額が大きくなることになる。
また、去年、パウエルFRB議長の利上げ方針に異を唱えたトランプ大統領は、2日に「ドルが強すぎる」と改めて発言。名指しはしなかったものの、パウエル議長を案に批判した。
「FRBには利上げが好きな紳士がいる。FRBには量的な引き締め策が大好きな紳士がいる。FRBにはかなり強いドルが好きな紳士がいる」
ビットコインにはポジティブ材料?
仮想通貨アナリストのマックス・カイザー氏は2日、ビットコイ二ストのインタビューに答えて、FRBによる金融引き締め後退はビットコインにとっては好材料という見方を示した。
カイザー氏は、FRBが20日に議事録を公開したことで、ビットコインのトレンドが弱気から強気に転換したと指摘。FRBが年内に保有資産の縮小を停止する方針であることについて、永遠にマネーを印刷する「パーマネントQE(量的緩和)」に従事することを宣言したと解釈し、次のように述べた。
「これは(中央銀行が国家財政に資金を供給する)財政ファイナンスだ。ハイパーインフレーションが起こり、米ドルが崩壊するという流れを許したことになる」
カイザー氏は、去年ビットコインが上昇しなかった理由として、FRBの利上げによるドル高をあげていた。
(引用元:TradingView「ビットコイン/米ドルの推移(1ヵ月)」)
FRBの保有資産の縮小停止については、参議院議員(日本維新の会)の藤巻健史氏も見解を出した。
藤巻氏は、FRBの保有資産が現在はGDPの20%で着地点は15%と予想されるのに対して、日銀の保有資産はGDP比で102%と指摘。FRBに比べて日銀の保有資産はかなり異常な額になっていると懸念を示した。
藤巻氏は、先日コインテレグラフ日本版のインタビューに答え、円暴落とハイパーインフレが進み、日銀が破綻せざるを得なくなる状況は近いと主張。その際、仮想通貨が避難通貨としての役割を果たすだろうと予想した。
参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/feds-reluctance-to-stop-tightening-is-good-for-bitcoin
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Source: 仮想通貨情報局