10日に始まった仮想通貨相場の急落についてeToroシニアアナリストのマティ・グリーンスパン氏は、あくまでレンジ内のトップから底まで下がっただけであり、「些細なことだ」という見方を示した。
「山から谷まで12%下落した」今回の相場急落についてグリーンスパン氏は、クライアント向けのメモの中であくまで11月中旬以来に始まった3000ドル~5000ドルのレンジ内での動きだと指摘した。執筆時点までの24時間でビットコイン(BTC)は2.69%下落し、3558ドル付近で推移している。
(引用元:eToro マティ・グリーンスパン氏 青いドットが現在のレンジ。黄色が最近出現したミニレンジ。)
またグリーンスパン氏は、3550ドルと4220ドル付近に新たな「ミニレンジ」が出現したようだと述べた。
グリーンスパン氏の分析を裏付けるかのように、3000ドルを下回ったら買い圧力が高まると見る投資家もいる。
コンスタンチノープル前にイーサは下落
あと推定3日ほどでイーサリアム(ETH)で「コンスタンチノープル」と呼ばれるハードフォークが起きる。このハードフォークを前にイーサリアムは大きく下落しており、執筆までの24時間で6.4%の下落、現在117ドル付近で推移している。
(引用元:TradingView イーサリアム(ETH)/米ドル (5日間))
ethernodes.orgによると、コンスタンチノープルにアップグレードしたノードは、まだ全体の16%ほど。もし、多くのマイナーがコンスタンチノープルを採用しなかったら、理論上、アップグレード前のイーサハッシュを好む新たな仮想通貨が誕生する可能性もある。実際、コンスタンチノープルは、1ブロックあたりの報酬を3ETHから2ETHに削減する。
また最近、イーサリアム(ETH)のコア開発者は、ProgPowと呼ばれる、ASICではなくGPUベースのマイニング効率を向上させるアルゴリズムの導入を決めた。こうしたことが現在のイーサリアムのマイナーにどのような影響を与えるのか注目だ。
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Source: 仮想通貨情報局