2018年2月ビットコインの価格がなぜ下がってるのか?
2018年2月6日(火)に日経平均株価が一時1,000円以上も価格を下げました。そして、仮想通貨業界の直近の大きなトピックスとして、コインチェック事件がありました。記事執筆時、ビットコインの価格が6,000ドル台になっております。
今、何が起きているのかを考察していきたいと考えています。ここでコインチェックの事件に関して書くつもりはありません。実際、コインチェックの被害額が大きいものでしたが、取引所からの盗難は良くあることであり、ビットコイン自体に直接的な影響はなかったと考えています。
コインチェックの事件が報道されたのが1月末ですが、上のグラフを見るように、下落は1月の初旬から開始しています。価格が下がると言うことは、買う人より売る人が多くなったということです。今まで買っていた人が買わなくなったわけですね。それは誰でしょうか?
テザー(Tether・USDT) 犯人説
Tetherはイメージとしては、仮想通貨と言うよりポートフォリオの大半が日本国債を保有する投資信託のような投資商品だと思ってください。(実はTetherは顧客約款でUSDとの等価交換を否定しているので、Tetherの詳細は別の記事で書きます。)Tetherに交換されたUSDのほとんどが、保全されることなく、ビットコイン購入に使われていたとしたらどうでしょうか。ここでも、きちんと数字を確認しまていきます。大事なのはきちんと事実を見ることです。
過去1年くらいのTetherの時価総額です。昨年11月から急速に発行額が伸びています。11月に500M USD程度の発行額が、1月末には2,000 M USDくらいまで伸びています。単位が面倒なんで、1USD=100円換算で行きましょう。11月には500億円くらいがTetherに交換されましたが、2−3ヶ月で2,000億円まで行ってます。時価総額10兆円とかそう言うレベルの時に、1,000億円のキャッシュで信用取引も含め勝負にいけば、相当な価格操作ができるのではないでしょうか。
実際、Tetherで何が起きていたのか?
近いうちに、Tetherの経営陣(Bitfinex)に対し、アメリカの金融監督官庁が何かしら行動をするので、詳しくはそれを待ちたいと思います。しかし、順序を追って考えれば、Tetherと言うか何かしらの強引な資金が動いたと考えるのが適当でないでしょうか?Tetherがアメリカの金融監督官庁から追加の交換を禁止された場合、ビットコインの買いが弱まるとなると、ビットコインの価格にはかなり消極的にならざるを得ません。
「ビフォア Tether アフター Tether」みたいな言葉が出来るかもしれません。Tetherのニュースには注視したほうがいいと思います。
参考:https://coinchoice.net/tether_usdt_btc/
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Source: 仮想通貨情報局