先週末から本日にかけてのビットコインの値動きを振り返ると、27、28日は穏やかだったものの、休日明けの本日29日月曜日のお昼前あたりから下落が始まり、午前中には71万円台後半後半から夕方17時にかけて70万円台半ばまで下落。
(引用元:Tradingview BTC/JPY,1時間足,bitFlyer)
29日18時半現在、ビットコインの価格は71万円台半ばまで回復している。フィボナッチリトレースメント上でも午前中の最高値からは戻り61.8%まで回復している。
本日のファンダメンタルを読み解く
本日のファンダメンタルの材料としては、カナダの仮想通貨取引所メープルチェンジが「支払資金が底をついた」との理由から突如取引を停止したとのニュースが挙げられる。
同取引所のツイッターのアカウントは既に削除されており、顧客を騙して資金を持ち逃げしたのではないかといった疑惑が向けられている。
その他、日本の金融庁がステーブルコインについて現状の法制下では、「同仕組みのコインが改正資金決済法に基づく仮想通貨に該当しない」、「一般論としてステーブルコインの発行者は前払式支払手段発行者として登録する必要があると」とBitcoin.comに語ったと、同メディアが報じた事が話題となった。
背景には取引の自動化が?
今回のような高いボラティリティの急落と反発が度々起きるのは、「bot」と呼ばれる自動取引ツールの台頭が背景にある。
元々プログラムされていたアルゴリズムに基づいて自動で取引される仕組みであり、上昇や下落がある程度まで進むと、仕組まれていた「bot」が一斉に自動で売買をする事で、急上昇や急落が引き起こされる事が指摘されている。
株式や為替において、近年その動きが顕著である事はこうしたアルゴリズム取引が背景にある事が要因だと言われており、仮想通貨の相場においても例外ではない。本日のような急落と反発も、上述の要因が背景にあり、今後も市場参加者はこうした動きに警戒すべきだ。
参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/october-29-market-btc
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Source: 仮想通貨情報局