World Blockchain Festival 2018 講演レポート第2回目 河崎純真 スピーチ

こんにちは！

本日はWBF講演レポート第2回目になります。

下記転載します⤵︎

今回はCommons inc. 共同代表 / GIFTED AGENT株式会社代表取締役社長の河崎純真さんの講演内容です。

人口減少、少子高齢化、介護・医療費増大、ワーキングプア、教育問題、障碍者雇用、若者の自殺など、現在日本が抱える社会課題の解決に対し、既存の社会構造を突然変えることは難しいが、ブロックチェーンの技術を使って新たな社会構造を創ることは可能であり、ブロックチェーンこそが社会構造の問題を解決できる「希望」である。

そして、「実体経済」（本当に形のある経済／3,000兆円）と「実体がない経済」（株式・国債・保険など金融商品等／17京円）の市場規模を図を使用して分かりやすく解説。

さらに、お金の本質は「信用」であり、それを担保しているのが「国」であるが、国は地震等の自然災害や戦争などによって信用を失う可能性がある。しかし、ブロックチェーンであれば対外的要因によって信用が失われることがない。

基軸通貨の歴史（17世紀 ダガット、18世紀 グルテン、19世紀ポンド、20世紀ドル）を見ても、21世紀の基軸通貨は仮想通貨・ブロックチェーンに移行してくると確信している。

また、エストニア、グルジア、ドバイ、イギリス、シンガポール、スイス、スウェーデン、ガーナなど、世界ではブロックチェーンを活用した新しい社会構造のプロジェクトがすでに始まっており、日本においては自身が共同代表を務めるCommons incにてプロジェクトをスタート。ブロックチェーンによる社会の大変革はこれから始まるのだ。

Commons inc. 共同代表 /Next Commons Lab代表の林篤志さんの講演内容です。

「社会は変えられなくても、作れる。」

ポスト資本主義社会を具現化するための社会OSを実装するため、Next Commons Labを2016年に立ち上げた。具体的には、離島に新しい共同体を作り、ブロックチェーンの技術を使って、10名の島を300名の島にしようとしている。

私たちは、未来はそこにあるけど、行こうとしていない。国がやってくれないから文句を言う時代はもう終わりで、これからは自分たちで共同体を作る時代である。

例えば、ブロックチェーンを使って、使用されてない不動産の利用権をトークン化したり、 独自の取引所で取引できるサービスを予定している。

また、私たちが作る共同体では外部依存をせず、自然エネルギーを取り入れて生活したり、自動運転を実現したりすることを計画している。

楽しく想像力豊かな教育が受けられる学校、働かなくてもご飯が食べられる生活、幸せな死に方とは何かを実践していく。

そして、こういった生活が基盤に乗ったら、こんどは外部から観光客に来てもらうことが目標である。

2019年から2023年にかけて実施されるこれらのプロジェクトだが、現在全国10ヶ所にて、ものづくり、エネルギー、フード、教育他など様々なテーマで起業する仲間を募集している。

河崎さんのお話の中で特に印象的だったのは、

現在日本が抱える社会課題の解決に対し、既存の社会構造を突然変えることは難しいが、ブロックチェーンの技術を使い新たな社会構造を創ることは可能であり、ブロックチェーンこそが社会構造の問題を解決できる「希望」である。

という部分です。

まさにそれを一つの形として具現化しようとしているのが、林篤志さんの離島プロジェクトですよね。

既存の社会構造を突然変えることは本当に難しいと思いますが、今後のブロックチェーンテクノロジーの発展で社会構造の問題を解決できる日はそう遠くありません。「社会は変えられなくても、作れる」のです。

河崎さん、林さんの登壇部分をアップロード致しました。

https://youtu.be/qchgNMAYLWw

次回も引き続きWBFの講演レポートをお届けいたします。

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